新型コロナウイルスの影響によりテレワークを導入する企業が増加。それに伴って産業医のオンライン化も進みつつあります。この記事では、産業医のオンライン化をテーマに、現状と今後の展望について見ていくことにしましょう。
新型コロナウイルス感染症の発生によって多くの企業でテレワークが導入されたことにより、産業医によるオンライン面談の需要が高まっています。
これまでは産業医によるオンライン面談はあまり認知されていませんでした。しかしテレワークが浸透したことで、オンライン面談が広く認知されるようになっています。オンライン面談は直接対面できるわけではありませんが、顔色や表情、声の様子がわかるため、さまざまな判断が可能。さらに面談を受けた従業員にとっても、心理面で安定をもたらすメリットもあるといえます。
ちなみに、産業医を対象にコロナ禍における産業保健業務の実施状況を調査したアンケートによると、「産業医活動をオンラインで実施した」と回答した割合が5割に上っているというデータもあります(株式会社エムステージ「産業医アンケート」 アンケート期間2020年6月11日~17日、産業医90名へのアンケート)。
産業医がオンラインで行った活動のうち、中心となっているのが「衛生委員会」です。衛生委員会は労働者の衛生に係る事項を調査・審議するために行われますが、2020年8月よりオンラインによる衛生委員会の開催を許可するという通達が厚生労働省から出た、ということも関連しているのかもしれません。
そのほかの活動としては、契約企業との面談や面接指導、企業担当者からの相談や社員からの健康相談などが多いようです。
今後の状況を考えると、産業医の業務に関しても一部業務についてオンラインによる対応を検討していく必要があるといえるでしょう。オンライン面談を活用する際には、相手から必要な情報を引き出すために対面での面談を行う際よりも高いコミュニケーションスキルが求められるとともに、労務担当者や保健師との連携体制構築も必要です。
今後、さらにテレワークによる在宅勤務者への健康管理やメンタルヘルスケアへの対応など、オンラインでの産業医の活躍の場が広がることが予想されるため、以下で紹介するようなオンラインに対応している産業医紹介サービスへの需要もより高まっていくと考えられます。
メンタルヘルス対策に力を入れており、産業医はもちろん保健師やCSチームによるバックアップ体制も万全です。産業医の登録にあたっては専門チームでの面接を行っており、その面接通過率はわずか20%。厳選した産業医のみを紹介します。さらに、契約前の産業医との面談も実施可能です。
日本の医師の9割が登録する医療情報サイトのデータベースを活用した、産業医紹介が可能なサービス。産業カウンセラーなど各種資格を持つコンサルタントが、クライアントのニーズとそれぞれの医師が持つ専門性を考慮した上でマッチングを行います。専属からスポットまで、幅広い要望に応えます。
社員の健康管理をオンラインで行えるサービス。テレビ電話による産業医面談やチャットによる医療相談に加え、スマホアプリで簡単にストレスチェックも実施可能です。産業医面談を行う時間や場所は問わないため、必要なときにすぐに対応可能。また、低価格で産業医サービスを利用できる点も魅力のひとつです。
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