【22社比較】産業医紹介サービス会社まとめ~産業医の探し方~

自社の課題に対応できる産業医紹介サービスの選び方
自社の課題に対応できる産業医紹介サービスの選び方

産業医の紹介サービス会社を
探している人事労務担当へ

職場環境や働き方の変化により、従業員の健康低下・メンタルヘルスの問題といった労務リスクが高まっています。企業の人事・労務リスクを削減させるために不可欠なのが、従業員の健康管理を担う産業医の存在。人事労務担当のために、産業医の役割や報酬相場をはじめ、紹介サービスを展開している会社の選び方などをまとめました。

産業医紹介サービス会社
選ぶ3つのポイント

産業医の紹介サービスを活用するメリットは、まず人事労務担当の工数削減。人材の募集から面接調整、契約手続きといった煩雑な処理をすべて任せることができます。もうひとつは、コンサルタントへの相談により、自社の課題・リスクにマッチした産業医を紹介してもらえるということ。新規採用、変更にかかわらず、マッチングで失敗するという事態だけは避けたいものです。産業医の紹介サービス選びで重要な3つのポイントを確認し、すべての条件にあてはまるかどうか見極めましょう。

相場に合った
産業医の報酬体系か

会社の規模(従業員数)により報酬体系が変化します。嘱託産業医における相場は、150名までで6~7万円、300名にまでで8~9万円、500名までで10~11万円となっています。1,000名以下であれば、月1~2回勤務の嘱託産業医と契約することが可能です(有害業務に従事している場合を除く)。報酬相場に合った紹介サービスを選ぶことが、結果としてコスト削減につながります。

紹介可能な
産業医の数が多いか

サービス会社により、所属・提携している産業医の人数は様々。ただ、あまりにも医師数が少ないサービスはおすすめできません。産業医の所属数が少ないと、選択肢がないため自社にマッチしない産業医が紹介されてしまうリスクが伴います。職場環境によっては精神科医や女性医師のアサインが必要など、条件の選択肢が増えることから、紹介可能人数が多いサービス会社を選びたいものです。

自社の課題に合わせた
マッチングが可能か

メンタルヘルス対策(休職・復職対応)や働き方の変化など、企業ごとの労務リスクにマッチングしているかが大切。業種への理解がない医師を採用してしまうと、人事労務担当の責任問題に発展しかねません。具体的には、メンタルヘルスへの強みがあること、労働衛生コンサルタント(労コン)※1保有者が多いこと、女性医師のアサインが可能であることなどが挙げられるでしょう。※1:労働衛生に関する指導と事業場診断の専門職。

3つの条件を可能な限り満たした紹介サービスをピックアップ。一覧にまとめてみました。

理想の条件に近い、おすすめ産業医紹介サービス会社早見表

社名
紹介
可能人数
労コン
供給
女医
アサイン
対応
エリア
チェンジ
可否
嘱託産業医の料金
アヴェニール産業医公式サイト
15万人
以上
都内最大級
可能
全国
無料で
可能
150名以下…50,000円(1時間)
150~300名…80,000円(2時間)
300~500名…110,000円(3時間)
ドクタートラスト公式サイト
2500人以上
都内最大級
可能
全国
原則不可
50名以上…50,000円(1時間)
Carely産業医公式サイト
要問合せ
可能
可能
要問合せ
無料で
可能
50,000円(1時間)
社名
アヴェニール産業医公式サイト
紹介可能人数
15万人以上
労コン供給
都内最大級
女医アサイン
可能
対応エリア
全国
チェンジ可否
無料で可能
嘱託産業医の料金
150名以下…50,000円(1時間)
150~300名…80,000円(2時間)
300~500名…110,000円(3時間)
社名
ドクタートラスト公式サイト
紹介可能人数
2千500人以上
労コン供給
都内最大級
女医アサイン
可能
対応エリア
全国
チェンジ可否
原則不可
嘱託産業医の料金
50名以上…50,000円(1時間)
社名
Carely産業医公式サイト
紹介可能人数
要問合せ
労コン供給
可能
女医アサイン
可能
対応エリア
要問合せ
チェンジ可否
無料で可能
嘱託産業医の料金
50,000円(1時間)

産業医を紹介してくれる
3社をクローズアップ

報酬体系・紹介医師数・課題とのマッチングの3点を満たしている産業医紹介サービス3社を紹介していきます。それぞれの特徴や料金を踏まえ、自社に合った産業医を紹介してくれるサービスかを検討してください。

業界トップレベルの選択肢で自社の課題にマッチした産業医を紹介

アヴェニール(Avenir)産業医

Avenirサイトキャプチャ

引用元:Avenir公式サイト
https://www.avenir-executive.co.jp/sangyoui/

http://www.avenir-executive.co.jp/

電話で問い合わせる

「休職を予防する」をモットーに紹介サービスを展開しているAvenir産業医。所属する産業医のスキルアップに努めているのが特徴です。メンタルヘルス対策は、顧問産業医や分野ごとの医師で情報や事例の共有を実施し、様々なケースに対応できるようにしています。なお、産業医がAvenirに所属するときは、同社の代表が一人ひとり面接をして厳しくチェック。コミュニケーション能力に限らず、企業ごとに異なる課題の解決能力や、改善提案などの基準を設けています。そのため、業種を問わず質の高い産業医を紹介できるのが強み。紹介した産業医が企業の方針と合わない場合は無料で変更できるため、企業にとって融通の利く紹介サービスといえるでしょう。

紹介可能人数
15万人以上
労コン供給
都内最大級
女医アサイン
可能
対応エリア
全国
チェンジ可否
無料で可能

産業医紹介の料金

  • 社員数150名以下…50,000円(税抜)/1時間
  • 社員数150~300名…80,000円(税抜) /2時間
  • 社員数300~500名…110,000円(税抜)/3時間
  • 延長料金…25,000円/30分

会社情報

  • 会社名:株式会社Avenir
  • 本社所在地:東京都港区赤坂3-16-11 東海赤坂ビル4F
  • 設立年:2011年

産業保健士などが対応してくれる相談窓口を設置

ドクタートラスト

ドクタートラストサイトキャプチャ

引用元:ドクタートラスト公式サイト
http://doctor-trust.co.jp/sangyoui/index.html

http://doctor-trust.co.jp/

電話で問い合わせる

ドクタートラストは、登録産業医が2,500人以上在籍している安定した紹介サービスです。所属医師は大手企業の勤務が多く、実績を持つ優れた医師が在籍しているのが強み。2014年度産業医総合満足度アンケートでも97%の満足度を得ていることから、サービスの質の高さがうかがえます。
従業員のメンタルヘルスケア・ハラスメント相談窓口を設けているので、産業医だけでは対応が間に合わない問題も未然に防止できるのが魅力です。相談窓口には産業保健士や精神福祉士など医療の専門家を配置しており、相談に対して的確なアドバイスをもらえます。

紹介可能人数
2千500人
労コン供給
都内最大級
女医アサイン
可能
対応エリア
全国
チェンジ可否
原則不可

産業医紹介の料金

  • 50,000円(税抜)/1時間
  • 60,000円(税抜)/2時間
  • 80,000円(税抜)/3時間
  • ※50名以下の事業所…35,000円(税抜)/30分
  • ※精神科医・心療内科医を指定する場合、上記の月額料金に10,000円を加算。

会社情報

  • 会社名:株式会社ドクタートラスト
  • 本社所在地:東京都渋谷区道玄坂2-25-12 道玄坂カブトビル5F・6F
  • 設立年:2004年

IT企業に特化したサービスを提供

Carely産業医(iCARE)

Carely産業医サイトキャプチャ

引用元:Carely産業医公式サイト
https://www.icare.jpn.com/services/sangyoui/

https://www.icare.jpn.com/

電話で問い合わせる

Carely産業医は、生産性の高い事業体づくりをしてくれると評判の紹介サービス。メンタルヘルスケアに特化した産業医と多数契約しており、オフィスワーカー(IT系)の職場でその価値を発揮してくれます。特に、デザイナーやプログラマーといった職業別の対応(メンタル不調者、休職復職対応など)ができることは大きなポイントといえるでしょう。契約した産業医は、一般的な業務内容だけではなく、人事担当が本業に集中できる環境づくりを提案していきます。細やかなサポート対応がCarely産業医の特徴です。

紹介可能人数
要問い合わせ
労コン供給
可能
女医アサイン
可能
対応エリア
要問い合わせ
チェンジ可否
無料で可能

産業医紹介の料金

  • 50,000円/1時間(月1回)

会社情報

  • 会社名:株式会社iCARE
  • 本社所在地:東京都渋谷区円山町10-18 マイキャッスル渋谷JP203
  • 設立年:2011年

その他、産業医を紹介してくれる会社

産業医紹介サービスを提供している会社は上記以外にもあります。医師求人向けの媒体を展開している会社も多く、転職を検討中の医師の方も活用されています。各社の特徴を見比べてみて、より自社に合った産業医を見つけてください。ストレスチェックや面談など、企業に必要な人材がきっと探せるはずです。

アヴェニール(Avenir)

在籍している産業医は、アヴェニールの代表が面接を行ない、厳しい審査を乗り越えたプロフェッショナルばかり。定期的に行われる「産業医ラウンジ」セミナーで、産業医のスキルアップを図っています。高いスキルを持った産業医が休職予防に働きかけ、従業員のストレスや悩みによる労務リスクを未然に解消。メンタルケアを行なうことで、企業の労務リスクをサポートするサービスを提供してくれます。その他、スポット契約や人材紹介契約などにも幅広く対応。
対応エリア/全国
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/無料で可能
料金(費用)体系
○顧問契約方式プラン
社員数150名未満 50,000円 (1時間)
社員数150~300名 80,000円 (2時間)
社員数300~500名 110,000円 (3時間)

ドクタートラスト

産業医によるメンタルヘルスだけでなく、オプションサービスにも充実したドクタートラスト。会員制の医療・健康相談窓口サービス「アンリ」をスタートさせ、産業医が企業を訪れる以外のタイミングでも悩みを提示しやすい環境が構築しました。アンリでは産業保健師や精神福祉士が対応し、的確なアドバイスを提供するシステム。緊急の場合には企業の人事担当者や産業医に連絡してくれます。多くの導入実績で高い満足度を得ています。
対応エリア/全国
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/原則不可
料金(費用)体系
○顧問契約方式プラン
50,000円(1時間)
60,000円(2時間)
80,000円(3時間)

Carely産業医(iCARE)

IT企業を対象にした産業医が多数在籍しているiCARE。IT業界の特徴・傾向に関する研修を実施し、SEやデザイナーといった専門職のメンタルサポートにも対応できます。これまで対応してきた数々の企業の経験と知識、企業教育メニューを持ち、人事労務担当者の手間を省くスムーズな産業医導入サポートシステムが整っています。産業医との業務契約締結だけでなくアフターケアも充実しているiCARE。企業側が運営しやすい産業医事業をサポートしてくれる会社です。
対応エリア/公式サイトに記載なし
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/無料で可能
料金(費用)体系
50,000円(1時間)
料金体系をシンプルにしているのがCarely産業医の特徴。詳しい内容はこちらにまとめています。

エムスリーキャリア

25万人超の医師が登録しているエムスリーキャリア。幅広い年齢層で、精神科領域に強い医師も多数在籍しています。産業医の導入プランは月額3万円から導入可能。通常10万円ほどかかる産業医専任手数料を廃止し初期費用を抑えることで、産業医を導入しやすいプランを提供してくれます。完全成果報酬制で、医師の入職までの経費は一切かかりません。他には産業医とのやり取りに不明な点を、エムスリーキャリアのスタッフが代わって対応するプランがあります。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○産業医顧問サービスプラン
30,000円~(2ヵ月に1回60分)
45,000円~(1ヵ月に1回60分)
○産業医紹介サービスプラン
完全成果報酬制。
○産業医スポットサービスプラン
30,000円~(30分以内)
40,000円~(1時間以内)
60,000円~(2時間以内)
エムスリーキャリアでは三つの料金体系から選択が可能。産業医紹介サービスプランでは、公式サイトから無料で見積りを依頼できます。

エリクシア

産業医の登録には厳しい自社基準をもつエリクシア。コミュニケーション能力やビジネスの常識、心理学、関連法規に関する豊富な知識をもつ医師を専任し、各企業へ配属しています。エリクシアでは、ストレス指数をわかりやすく表示する分析システム「ココロモニター」を採用。結果は分析後2週間以内にレポートで提出してくれます。現場の環境改善を図るために、管理職、人事担当など職位に応じたさまざまな研修プランを提供してくれます。
対応エリア/全国
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/原則不可
料金(費用)体系
○属託産業医プラン (新規・転換導入)
10,000円~(月)
○統括産業医サポート (プラスワン導入)
月1度~週1度、2~3時間会社に訪問するサービス。
○研修(研修各種)
300,000円~
○ココロモニター (ストレスチェックツール)
1人25,000円~(WEB)
1人3,000円~(紙)
○ココロFit
価格はヒアリング後に見積もり。

メディカルトラスト

日本全国を網羅・対応するメディカルトラスト。北海道から沖縄まで21箇所のメディカルトラスト社外産業保健室と、約290箇所の提携医療機関での面接が可能です。自社内に面接室を設置することなく産業医面談を実施することができます。産業医との契約前に顔合わせがあり、自社の条件や自社スタッフとの相性が合わない場合には無料で再検討できるシステムが特徴。経験はもちろん、人柄や地域性も考慮した最適な産業医を紹介してくれる会社です。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/無料で可能
料金(費用)体系
○案件ごとに応じて個別に相談
メディカルトラストは明確な料金体系を定めておらず、案件に応じたお見積もりを算出しているようです。サービス内容も幅広いため、価格や内容について相談した上で、適切な内容を選びましょう。
○多くの人材が健康向上に貢献
官公庁や上場企業などへ展開しているメディカルトラストでは、産業医に限らず、保健師や看護師など多くの人材が活躍しており、企業に勤める従業員の健康向上に貢献しているようです。

日本メディカルコネクション

専属産業医経験者が400名以上登録している日本メディカルコネクション。企業で労働者の診療を行った経験をもつ医師の中から、自社のカラーに合った医師を紹介してくれます。労働衛生コンサルタントの資格を持つ産業医も多数在籍。就業規則やメンタルヘルスに関する社内規定等を確認し、労働安全衛生法で規制する労働衛生管理体制のチェックもしてくれます。事業場の安全衛生をプロの視点でサポートしてくれる産業医紹介サービスです。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○詳しい記載なし
日本メディカルコネクションでは、料金体系をホームページ上に記載してはいません。「必要以上の費用はいただかない」ことを信条としており、料金については案件を伝えた上で見積もりを出してもらう必要があります。
○ニーズ合致の産業医と出会える
スキルや経験、性別や年齢が異なる産業医が在籍しているようです 。産業医の多くは産業医大学出身ですが、日本メディカルコネクションには他分野で豊富な臨床経験を持つ医師も多数在籍しており、企業のニーズに合致する産業医と出会える確率も高まります。

アセッサ

アセッサには精神科医師として勤務歴のある産業医が多く在籍。心身の病気を予防する知識と豊富な経験で、メンタル不調を軽いうちに防いでくれます。産業医業務のみ行う医師を揃えているので、派遣日も企業の都合に合わせて設定可能。急な相談依頼にも対応できるシステムです。また、アセッサの代表産業医は労使トラブルの仲介に経験が豊富である証「特定社会保険労務士」資格を所有。企業イメージがダウンする前にフォローすることができる会社です。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○顧問契約(属託産業医)
80,000円(1時間)
100,000円(2時間)
120,000円(3時間)
○顧問医サービス
20,000円(1ヵ月)
○スポット面談サービス
訪問:80,000円(1時間)・100,000円(2時間)
過重労働面談・検診後指導:5,000円
ストレスチェック後高ストレス者面談:10,000円
復職時面談:20,000円
毎月1回の定期訪問のほか、WEB面談や臨時企業訪問といったスポット面談サービスにも対応しています。

パラゴン

これまで100社以上に産業医を紹介した実績のあるパラゴンには、国家資格の「労働衛生コンサルタント」「産業衛生専門医」「産業衛生指導医」の認証をもつ医師が多く在籍しています。産業医の派遣契約を受けた企業の97%が再契約を締結している、業務満足度の高い会社です(2019年9月時点)。リーズナブルな価格で産業医サービスを受けられるよう、労働者面談にはオンデマンド面接システムも導入。海外支社のスタッフも産業医の面談が受けられる、グローバルなサービスが魅力です。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○顧問契約(属託産業医)
5,000円(10分)
※産業医選任義務対応契約料:毎月30,000円(1ヵ所)
○顧問医プラン
60,000円(1ヵ月)
○顧問医サービス
20,000円(1ヵ月)
○職場復帰支援ノウハウ提供
200,000円(1回)
パラゴンでは10分単位での価格を算出。短時間での相談や質問がしやすいのが特徴です。また、職場復帰支援ノウハウ提供は、1時間の復職面談料だけでなく、事前説明と復職支援文書セットの価格をパッケージにした料金となっています。

エムステージ

2万人の医師が登録しているエムステージ。どんな企業でもマッチングできるように、定期的な研修をもつことで、医師の質安定に注力しているそうです。全国に11箇所の事業拠点をかまえる他、100を超える医療機関と提携。広範囲のネットワークを持っており、希望する地域での産業医導入を検討しやすいといえます。英語が堪能な産業医も在籍しており、外国人労働者を雇用する企業にも対応可能。産業医を活用するためのマニュアルや実用ツールを提供しています。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○顧問契約方式プラン
委託産業医紹介+毎月のサポート:50,000円~(1時間)
※産業医選任義務対応契約料:毎月30,000円(1ヵ所)
○面接指導医サポート
面接指導スポット対応:35,000円~
○産業医業務管理システム
M Connect:5,000円(1事業所)
顧問契約方式プランでは、産業保健業務マニュアルの提供やストレスチェックなどの対応をしてくれます。業務の量やサポートの内容により価格が変わるため、価格やサービス内容については契約前に確認しておきましょう。

さんぎょうい株式会社

労働衛生コンサルタントの資格を持つ産業医も在籍するさんぎょうい株式会社。産業医と連携してストレスチェックやメンタルヘルスサポートサービス、TV会議システムの導入、スポーツ&EAP復職支援(求職者の早期復職を目的としたサービス)といった4つのシステムでサポートしてくれます。契約している企業は全国に400箇所以上。企業と産業医の双方がコミュニケーションを取りやすい環境を整えた、初めて産業医をおく企業におすすめの会社です。 
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○産業医委託業務サービス
記載なし
○小規模事業者向けサービス
受託契約をしておらず従業員の合計が50名未満の場合:10,000円(月)
本社と受託契約をしており、従業員の合計が300名未満の場合:20,000円(月)
○その他サポートサービス
Noticeストレスチェック:700円(1セット)
オンライン作業医面談システム「テレメン」:20,000円(1回30分以内)
委託業務サービスの価格は明記されていないようです。価格について要望によって別途見積もりとなります。

アドバンテッジリスクマネジメント

産業医派遣に20年以上の経験をもつアドバンテッジリスクマネジメント。これまでの派遣先は3,500社以上にのぼります。知識はもちろん社内問題を解決する能力やコミュニケーション能力に長ける医師が多く登録中。英語が話せる産業医も在籍しているので、外国人労働者のいる企業からの依頼も対応可能です。ストレスチェックテストの他、メンタルヘルス研修やカウンセリング、社内研修などいろいろなメンタルサービスメニューがあります。
対応エリア/公式サイトに記載なし
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○記載なし
具体的な料金は公式サイトでも価格については明記されていません。電話連絡の上で見積もりを提示するという形で対応しています。
○メンタル面のサポートに特化
実践知識や社内の課題解決能力、現場対応力、コミュニケーション能力などに特化した産業医ばかり。メンタル面で不安を抱えている労働者の強い味方になる産業医が多い会社といえます。より詳しい特徴はこちらで詳しく解説しています。

スタイル・エッジMEDICAL

産業医・弁護士・社会保険労務士などで構成された自社ネットワークを活用し、企業の労働環境問題に対応するスタイル・エッジMEDICAL 。派遣する産業医は1名ですが、問題や課題には登録している産業医ほか専門家と連携をとりながら解決するシステムを導入しています。障碍者や発達障害関連、LGBTなど、多種多様なテーマが存在している現代の労働環境。デリケートなテーマに関しても、法律・法令に沿った解決法を提案してくれる会社です。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○記載なし
公式サイトを確認しても具体的な料金の記載は見られませんでした。産業医の費用や価格に関する情報は、公式サイト記載の問い合わせ窓口やフォームから、見積りを依頼して確認してみましょう。
○産業医伝塾所属の医師在籍
スタイル・エッジMEDICALには、産業医のスキルアップを目的とした産業医伝塾に所属している医師が在籍。産業医伝塾は、国内の産業保健を牽引する浜口伝博医師が行っている塾のこと。若手産業医の育成を目標に、産業衛生専門医の取得を目指しています。

MEDIATE(メディエイト)

MEDIATE の産業医は30代~40代の女性医師が6割を占めており、全国各地の医師が登録しています。女性スタッフが多く在籍している企業に多く利用されているそうです。精神科や心療内科を専門とする医師も多く、メンタルヘルス方面に強いのが特徴。ストレスチェックテストや疲労蓄積度自己診断プログラムなど、さまざまなサポートをしてくれます。また登録医師の7割以上が、産業医として3年以上の豊富な経験をもつベテラン医師です。
対応エリア/公式サイトに記載なし
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○人材紹介契約
年俸の30%+消費税
※週3.5~4.0勤務の場合、年俸は900万~1,500万円が年俸の目安
※東京都23区の場合25%
○健康管理業務委託契約
60,000円~70,000円+交通費
※産業医の経験・対象人数・訪問時間・アクセスに応じて料金設定されます。
メディエイトでは明確な料金設定がされておらず、担当する医師によって価格が変動します。企業の要望から人材募集を行うので、まずは公式サイトから電話やフォームにて問い合わせてみましょう。

こころみ

こころみは「こころの専門医」が集まった産業医グループです。所属する8割以上の医師が精神科を専門とし、日々メンタルヘルス問題に取り組んでいます。休職者への対応では、心理的要因と社会的要因の細かな部分までチェック。深くメンタルケアを行なってくれます。嘱託産業医契約の場合には訪問時間内での追加面接料金はなく予算化しやすい面も。健康相談や休職・復職面談などにも対応してくれます。
対応エリア/東京・大阪・札幌、その他(応相談)
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/無料で可能
料金(費用)体系
○産業医ベーシックプラン
80,000円~(月)
○産業医ライトプラン
40,000円~(月)
○ストレスチェック
40,000円~(月)
○メンタルヘルス顧問プラン
40,000円~(月)
○小規模企業向けプラン
30,000円~(月)
○オプションプランは応相談
料金は各プランによって細かく分けられており、訪問回数や訪問時間、面談者の数によって変動します。ベーシックプラン・ライトプランはどちらもストレスチェックが含まれています。

はーとリズム

メンタルヘルスケアの課題をトータルでサポートするはーとリズム。登録されている産業医は内科・心療内科・外科などの医師です。医師の紹介か産業医業務の委託で対応してくれます。コーディネーターが産業医と連携してフォローするサービスがあり、人事労務担当者への定期訪問で、スタッフ対応のアドバイスや社内セミナーなども提案。電話やメール相談にも対応する万全の体制です。ストレスチェック後の労働基準監督署への報告をするサポートもあります。
対応エリア/公式サイトに記載なし
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○社員数150名未満
60,000円~70,000円(2時間)
○社員数150~300名
70,000円~90,000円(2時間)
○社員数300~500名
90,000円~100,000円(2時間)
○社員数501名以上
120,000円~(2時間)
※契約時年間報酬の30%の紹介料が発生
※地域により交通費発生の可能性あり
社員数に応じても費用が変化。また、記載価格は月1回、2時間訪問した場合の目安です。

日本CHRコンサルティング

日本CHRコンサルティングでは精神科を専門にする産業医を紹介。安全衛生全般の悩みにも対応でき、通常の産業医活動もできる医師が揃っています。すでにいる産業医がメンタルヘルス専門ではない企業には、嘱託精神科医による支援体制を提案。早急にメンタルヘルス体制を強化したい場合に、すでに契約している産業医と協力しながらサポートできるメニューです。その他、スタッフのやる気を引き出す「セルフ・キャリアドック」メニューがあります。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○記載なし
料金については公式サイトに記載は見られませんでした。サポート内容の他、詳しい情報はこちらにまとめています。
○休職復職のプログラム支援
無理せず従業員が休職・復職できるようにメンタルヘルスの専門家が助言。厚生労働省の「心の健康問題等により休職した従業員への対応」に従い復職をサポート。主治医や産業医と連携して職場への復帰プランを作成します。復帰後も症状再発がないかなど注意深く見守り、完全復職までフォローしてくれます。

ワーカーズドクターズ

メンタルヘルスを問題に休職したスタッフの職場復帰対応では、500例以上の実績をもつワーカーズドクターズ。産業医経験が30年以上の医師が代表を務め、企業ニーズを把握した産業医紹介体制を整えています。産業医1名だけでは対応できない場面では登録医師やスタッフが対応するサポートメニューもあります。派遣日程調整や細かな事務作業もトータルで対応。本業に専念しながら効率的に産業医システムを導入できます。
対応エリア/東京・千葉・埼玉・神奈川・山梨など
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○記載なし
公式サイトにも詳しい料金の記載は見られませんでした。問い合わせの後、会社の現状や予算などから適切なプランを提示し、その際に見積もりを提示する流れとなっています。
○首都圏をカバー
紹介可能エリアとして、東京を中心に千葉・埼玉・神奈川・山梨まで事業展開しています。官公庁や大手運輸グループ、大手スーパー、印刷会社、電気機器関連会社など、幅広い業種に対しての産業医紹介サービスを提供しています。

e-産業医

登録医師数が26,000名を超えるe-産業医。産業医の紹介の他、常勤・非常勤医師や看護師・介護職員の紹介など、医療現場への人材派遣を行う会社です。入職が確定するまでは費用が発生しない完全成功報酬型なので相談しやすいのが大きなメリット。健康管理相談や作業環境の指導・アドバイスを行える産業医を紹介後、コンサルタント同席の場で産業医と面談します。交渉はコンサルタントが担当。入職後の各種手続きについてもアドバイスしてくれます。
対応エリア/全国
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○産業医の紹介・選定に関わる手数料
見込み年収額の30%
○詳しい記載なし
e-産業医の料金体系は完全成功報酬型のため、公式サイトにも詳しい料金の記載は見られませんでした。問い合わせの後、会社の現状や予算などから適切なプランを提示し、その際に見積もりを提示する流れとなっています。
○完全成功報酬型
入職が確定するまで全く費用がかからないのがポイントです。利用申し込み時にも料金は一切発生しません。無駄な費用がかからず、気軽に登録・相談できるのが魅力。

OZ

OZは、東京都に本社を構える産業医紹介会社。北海道から沖縄まで、日本全国への出張業務を行っています。加えて海外企業のクライアントを多数抱えており、英語対応可能な産業医が多いのも特徴。外国人社員の安全衛生管理も、スムーズに行えます。OZでは、独自の産業医業務体制としてチーム制による産業医業務を行っています。チームには必ず1名、精神科医及び女性産業医が在籍しており、メンタル不調や女性特有の悩みにも素早く対応可能。子育て中の女性社員にとって頼りになる、小児科医の産業医も在籍しています。
対応エリア/全国
女医のアサイン/可能
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○月1回30分以内
25,000円~
○月1回1時間以内
40,000円~
○委細応談
10,000円~
OZは産業医仲介サービスではないため、紹介手数料のようなマージンは発生しません。企業ごとに最適なプランも提案してくれ、コストを抑える相談にも乗ってもらえます。基本の料金プランも比較的リーズナブルです。時間ごとに料金が設定されているので、予算や相談内容に合わせて適切なプランを選びましょう。

産業衛生サポート

東京都・渋谷に拠点を構え、大阪や仙台、北海道や福岡など全国へ対応エリアを広げている産業衛生サポート株式会社。独自の関連医療法人ネットワークを駆使し、企業の業態や細かな要望に合った産業医を紹介しているのが特徴です。スタッフが法令に沿って衛生活動や事例を紹介してサポートするので、「初めて産業医を選任するから不安」という企業でも安心。医師との連絡業務や支払いの代行、必要書類の作成代行など各種業務の代行も行っており、担当者の負担を効率よく削減できます。費用については月額料金のほか、変動する業務量に合わせて柔軟な調整が可能です。
対応エリア/東京都を中心に現在も日本全国へ拡大中
女医のアサイン/公式サイトに記載なし
チェンジ可否/公式サイトに記載なし
料金(費用)体系
○記載なし
※過去ケースによる目安
本社や支社など計7ヵ所での包括契約+産業医選任が必要な事業所数2ヵ所+50名未満の事務所にも必要に応じて面接指導→60,000円×2事業所/月
本社と店舗11ヵ所での包括契約+店舗11ヵ所は50名未満のため不定期訪問+全事業所に産業医基本業務、健康診断、ストレスチェック実施→10,000円/月
明確な料金体系の記載はなし。具体的な費用感はお問い合わせしてみましょう。

【産業医とは】
人事・労務部向け連載コラム

人事・労務担当が知っておくべき産業医の基礎を紹介。企業での役割や選任の方法、報酬相場、手続きの流れなど、これから新規で採用、もしくは変更するときにも役に立つ情報を発信していきます。

産業医の役割

産業医は企業内部の健康管理やメンタルケア、各種診断のチェックなどを実施するのが仕事。安全衛生法により産業医の配置が義務となっている今、雇うなら上手に活用したいものです。企業内での産業医の役割を把握し、従業員に対してどういったサポートができるか確認しましょう。従業員の健康管理のために、産業医が行なう仕事内容を紹介しています。産業医の役割

選任方法

産業医はどのくらいの企業規模から必要になるのか、分からない人も多いのではないでしょうか。産業医を選任すべきタイミングは、従業員数だけではなく事業内容によっても異なってきます。選任をしなかった場合、法律によって罰則規定が定められているので注意しなくてはいけません。まずは、自社の状況がどこに該当するのかチェックが必要です。選任方法

報酬相場

産業医は勤務形態にもよりますが、多くは1回で3~6万円の費用がかかるものです。専属産業医と嘱託産業医の報酬の違いについてまとめました。可能な限りコストをおさえることは大切ですが、自社の課題をしっかり見極めて、最適な産業医を選んでください。報酬相場

採用するまでの
手続きと流れ

「産業医を探す⇒選定する⇒契約を行なう」までの流れをまとめました。良い産業医を探すのであれば、専門の紹介会社を利用しましょう。人材紹介のプロに任せることで、要望通りの医師を見つけることが可能です。他にもどのような契約内容があるのか、どういったサービスを受けられるのかを紹介しています。採用するまでの手続きと流れ

ストレスチェック
への対応

今や様々な企業で行われるようになったストレスチェック。多くは社内の産業医が実施して、結果のまとめや高ストレス者への面談を実施しています。ストレスチェックへの対応として、産業医が行なう面接指導やチェック結果への対応をまとめました。チェック後の面接指導対象も調べましたので、産業医を選任する際は必見です。ストレスチェックへの対応

健康診断への対応

ほとんどの企業では健康診断を受け、結果を提出するよう定めています。産業医を雇用している場合、健康診断結果をチェックして就業判定に役立てることが可能。産業医は結果を受けて書類記入や事後措置などを行なうため、健康診断の結果を提出しておくと、より労務処理を進めやすくなるでしょう。健康診断の対応を迷っている方は、一度チェックしてみてください。健康診断への対応

産業医を
変更するには

やむを得ない事情があって産業医を変更する場合、公的な手続きが必要です。産業医を変更せずに2名体制をとることもできますが、コストや法律などの問題があるため推奨されていません。産業医の変更について手続きや探し方など必要な情報をまとめているので、いざその時に困らないよう確認しておきましょう。産業医を変更するには

産業医との面談

50人以上の社員がいる事業所の場合、産業医との面談は欠かせません。ストレスチェックや健康診断などで面接指導が必要なとき、企業側はどう対応すべきなのでしょうか。ここでは面談での会社の対応や面接指導を受けた従業員の処置について紹介しています。確認し、実際の面談時に役立ててくださいね。産業医との面談

嘱託産業医とは

嘱託産業医とはいわゆる非常勤の産業医です。社員が1,000人未満の中小企業・事業所では、常時勤務する専属産業医ではなく月に数回企業へ来る嘱託産業医を雇用するのが一般的。嘱託産業医を雇うのであれば、人事労務担当者は勤務形態・給与体系などをチェックし、どういった業務を行なうか確認しておきましょう。嘱託産業医とは

専属産業医とは

専属産業医は雇用された事業所だけに勤務する産業医です。基本的に週5勤務の正社員として雇用されます。従業員が1,000人を超える企業・事業所は、必ず専属産業医を選任しなければいけません。そんな専属産業医の勤務内容や専属産業医を雇用しなかった場合のペナルティについて説明しています。専属産業医とは

労働衛生コンサル
タントを持つ産業医

労働ストレスによる問題が増えている現代では、労働衛生コンサルタントの資格を持つ産業医の需要が上がってきています。労働衛生コンサルタントは、改善計画や社員への指導を実施し、積極的に職場改善に取り組むのが仕事です。業務やコンサルタント内容のほか、メンタルヘルス問題にも触れているのでチェックしてみてください。労働衛生コンサルタントを持つ産業医

産業医と医師の違い

産業医と病院に務める医師は、役割や仕事内容が異なります。産業医の配置が必要になったら、事前に違いを理解しておきましょう。治療を受けられるのか、どういった関係性になるのか、産業医が見る対象者は誰なのかなど、相違点をまとめています。状況によっては、医師と産業医の意見が異なるケースも。起こりうる理由を紹介していますので、参考にしてください。産業医と医師の違い

産業医が働き方改革
改正で得る役割とは

ワークライフバランスの改善や超過労働を防ぐために、国が取り組んでいる働き方改革。労働時間の見直しや、勤務間インターバル制度など、法律の改定が行われています。社員1人ひとりの健康管理を強化できるよう、労働安全衛生法において産業医の機能も見直されました。どのような役割があるのか、社員の健康を確保するには何をしたらいいのか確認しましょう。産業医が働き方改革改正で得る役割

産業医の英語対応

人手不足に伴い、外国からの労働者を受け入れている企業は増えてきています。慣れない環境、文化や言葉の違いにより、コミュニケーションがうまく取れず体調を崩すケースが想定されるでしょう。そこで求められるのが、英語対応が可能な産業医です。日本語で伝えられない心身の状態を把握できれば、正しい対応が取れます。働き続けてもらうために、特定のスキルを持った産業医を探すことは不可欠です。産業医の英語対応

人事担当者のための労務リスク講座

人事担当には社員の休職や職場ストレスなど、様々な労務リスクの解決が求められます。ストレスを溜めこみやすい現代社会だからこそ、原因の把握や対策をして、リスクを軽減していく必要があるのです。労務リスクの原因や対応の仕方、関わりが深い制度などをまとめているので、人事担当の方は一度目を通しておくと役に立つでしょう。

休職対策のいまを考える

労務や人事を任されている方は、休職者への対応も求められます。休職期間や手続きの仕方、就職中の給与など、事前にやっておくべき対策が分からないといざという場合に困ってしまうでしょう。ここでは休職者が出た場合の対策方法についてまとめています。労務や人事が知っておくべきポイントを掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

見逃せない職場ストレスに
対応するには

職場でかかるストレスが強くなると、休職や退職につながるおそれもあります。特に上司や同僚、部下との人間関係がうまくいかないストレスで「仕事を辞めたい」と感じる人も。社員の職場ストレスの原因から対応策を考えていくことが必要です。社員の負担が大きくなるのを防ぐためにも、原因や解決策を知り対策しましょう。

ホワイト500の
メリットと取得方法

近年はブラック企業が問題になっており、企業の働き方について見直しが図られています。そんな中で誕生したのがホワイト500。ホワイト500とは、経済産業省が「従業員の健康に配慮して、経営面で大きな成果を期待する」経営をしている企業を認定する制度のこと。認定を受けることでどのようなメリットがあるのか、詳しくまとめています。

長時間労働をめぐるリスク

人手不足や業務過多を長時間労働で補っている企業は多いのではないでしょうか。慢性的になった場合、会社側にも従業員側にもリスクがあります。それぞれで起こりうるリスクを把握し、改善すべき点は早急に対策を打ちましょう。とくに会社側は信用問題に大きく関わります。今後ますます人材不足が加速していく中で、社員が働きやすい環境をいかに整えるかが労務に問われてきます。

職場のハラスメント
に対応するために

パワハラ、セクハラ以外に、マタハラやモラハラなど、さまざまなハラスメントが職場で起こる可能性があります。「受け取り手の問題」「勘違い」で片づけず、正しい対応をとることで問題をスムーズに解決できるはずです。ハラスメントの中でも割合の多いパワハラに関して、具体的な取り組み事例をもとに対策や予防の方法をまとめました。相談しやすい環境を整えるのも労務の役割です。

メンタルヘルスのリスク
を知っておく

2015年12月からストレスチェックの実施が義務化されるほど、精神疾患の患者数は増加傾向にあります。社員が心身ともに健康で働き続けられるよう、メンタルヘルス対策の重要性も増していく一方です。分からないから、必要性を感じないからと対策しなかった場合、想定されるリスクをまとめました。社員と会社を守るために、労務が取るべき対応を把握しましょう。

はじめて産業医を探す時の注意点

はじめて産業医を探す時の注意点

産業医はいつから必要になるのか

産業医の採用は、時期よりも社員数を重要視

産業医が必要な社員数には決まりがあります。
1996年の労働安全衛生法の改正により、社員数に応じた産業医選任義務が設定されました。

● 50人未満 … 選任義務なし
● 50~499人 … 1人を選任する。専属の必要はなし。
● 500~999人 … 1人を選任する。特定業務の場合は専属の必要あり。
● 1,000~3,000人 … 1人を選任する。専属の必要あり。
● 3,001人以上 … 2人を選任する。専属の必要あり。

なお、全業種が対象です。

自社の社員数によって、産業医の選任または専属義務が発生します。社員数がそれぞれのラインを超えるタイミングで、導入を検討するとわかりやすいでしょう。

社員数がラインぎりぎりならどうすればいい?

労働安全衛生法では、「常時雇用される社員数」とあり、人数カウントに基準日はありません。基準ラインを超えたり超えなかったりという場合は、多い方の基準に合わせるのが無難です。

産業医の業務内容を把握する

産業医を選任するにあたり、どのような業務を依頼できるのかを把握する必要があります。
厚生労働省が示している産業医の職務については下記のとおり。

● 健康診断結果に対する面接指導等の実施
会社が実施する健康診断の結果をもとに、個別に面接指導する。

● 面接指導結果に基づく現場環境改善指導
ストレスチェックや個別の面接指導を踏まえ、管理者に対して職場の環境改善の指導や勧告を行う。

● 職場環境の維持管理
定期的な職場訪問を行い、労働環境に問題がないかを確認。改善点があれば指導する。

● 作業の管理など労働者の健康管理
適度な休憩の有無や残業時間の管理など、健康被害を起こさないための策を提案する。

● 健康指導や健康相談
労働者からの希望が出たときには、面談を行い相談にのる。スケジュールを立てて全社員の健康相談を行う企業もあり。

● 労働衛生教育に関すること
健康管理・衛生管理を目的とした研修を実施。衛生講話とも言う。

● 労働者の健康障害の原因調査及び再発防止
健康障害が起きてしまったときは、その原因を調査し、再発防止策を勧告する。

衛生委員会の出席

衛生委員会とは社員が50人以上の企業に義務付けられている委員会で、企業主体で行われるものです。

衛生委員会はどのようなことをするのか?

主な議題は次のとおり。

● ストレスチェック実施について
● ストレスチェック組織分析結果報告
● 健康診断の実施状況や結果報告と共有
● 災害・怪我・病気の報告
● 休職者に関する報告
● 前回の指導の改善状況
● 産業医の衛生講話

衛生委員会の開催タイミングは?

産業医の定期職場訪問に合わせて実施することが多いようです。産業医は衛生委員会の構成メンバーとして、当委員会への参加が義務。産業医のスケジュールと合わせることができない場合は、速やかに委員会の議事録を産業医に提出し、指導を受ける必要があります。

産業医にどのような種類があるか理解する

産業医には2種類の形態があります。

● 嘱託産業医
社員数が50~999人の事業場が、嘱託(非常勤)で契約する産業医です。※特定業務の場合は50~499人までの事業所なら可能。開業医または勤務医として働いている医師が、兼務で産業医を担当するパターンが多いです。複数の企業と契約する産業医も嘱託産業医にあたります。

● 専属産業医
社員数が1000人以上(特定業務は500人以上)の事業所と、専属で契約する産業医です。

● 産業医は診断や治療は行わない
嘱託産業医も専属産業医も、対象者に対する診断や治療は行いません。健康または心身状態が優れない人には、適切な医療機関を紹介します。

● 産業医には勧告権がある
診断や治療を行わないと聞くと、産業医にはあまり権限がないように思えるでしょう。実際は職場改善の必要があれば、事業主に対する勧告権があります。
産業医でない医師は個人を対象にしているため、事業主に対して改善勧告を伝える権限はありません。たとえ医師であっても職場に働きかけることはできないので、産業医がもつ役割はとても重要なものと言えます。

産業医をどのように探せばよいのか

産業医を探すには医師会を利用する方法と、産業医紹介サービス会社を利用する方法があります。
それぞれに申請方法や報酬額の違い、メリット・デメリットがあり一概にどちらが良いとは言えません。自社に合った産業医の探し方を検討する必要があります。

はじめての産業医を選ぶ際のポイント

産業医を選ぶ際に失敗するケースとは

● 産業医を専門分野で限定してしまう
メンタルヘルス対策をしたいので精神科医を指定してしまい、産業医としての実績やスキル、人柄といったものを後回しにしてしまう可能性があるからです。産業医の場合「精神科医じゃないからメンタルヘルスが苦手」という図式は成立しません。
医療の現場で問診や診察をする中で、患者の悩みを聞き心の動きに詳しくなった医師も大勢いるのが事実。医師の専門性で選ぶよりも、実際に会ってから決めるのをおすすめします。

● 産業医をコストや性別だけで選んでしまう
報酬月額や交通費、性別などを優先して選ぶと、その条件にマッチした人物は紹介されます。しかし、産業医としての能力はわかりません。会社の予算で雇う人なので、金銭的なことを気にするのは大事です。
しかし人間性や仕事ぶりといった、産業医として大事なポイントをおざなりにするわけにはいきません。「多少予算が上がりますが、経験や実際に会った印象ではこの方が良い」と、自信をもって上司を説得する努力は必要でしょう。

産業医が事業場とマッチするか

事業場によっては、担当産業医との相性がとても重要になってくるでしょう。例としては「女性が多い職場である」「年齢層が高く、若い産業医よりは年配の産業医のほうが好ましい」などが挙げられます。実際に来ていただいてから気づくこともあるので、考えうるパターンを全て洗い出した上で「希望する産業医像」を確立するのがおすすめです。

● 産業医の意見
「産業医によって担当する業界に得手不得手があるか」を産業医にヒヤリングしたところ、「産業医側が業界に対して感じることはほとんどないだろう」との話でした。とくにメンタルヘルスがテーマであれば、どの業界でも同じような話があります。
そこに業界独特のルールのようなものが少々加味される程度。マッチングするかどうかは、専門性や実績だけでなく、実際に会って確認するのが一番です。

コミュニケーション力の高さ

● コミュニケーション力は高いほうが良い
産業医の導入に際しては、企業側の衛生管理スタッフとの相性は考慮すべき点。とくに産業医の上司との関わり方は大事です。たとえ良い提案を持っている産業医でも、コミュニケーションの取りにくい人柄では決まるものも決まりません。

● 産業医もコミュニケーション力を磨いている
産業医側もコミュニケーション力アップについては、感じるところがあるそうです。ストレスチェック制度が始まり、以前よりも社員個人との面談機会が増えたのが大きいとのこと。また、その結果を労働環境改善にどう反映させるか、企業側への説明にも細やかな配慮が必要だそうです。

● 圧力を感じさせない関わり方を目指して
産業医には業務や労働環境改善について、職場の管理者への勧告権を持っています。拘束力を持たないため改善してもらえるよう言い回しを変えたり、提案の仕方を変えたりと、産業医側もさまざまな取り組みをしているようです。
コミュニケーションがとりにくい産業医は、どんどん少なくなっていく流れなので、今後はコミュニケーション能力の高さがデフォルトになるかもしれません。

産業医自身のスキル

産業医になるには一定の基準があります。

● 産業医研修過程を修了
● 労働衛生コンサルタント試験を合格
● 大学において労働衛生分野の担当教授である
● 産業医養成課程のある大学を卒業
などがそうです。

産業医研修はさまざま

産業医研修は2~3週間で集中して行う講座や、大学に通うなど長期間で取得する場合があり、「産業医」として専従的に学ぶ時間に開きがあります。
専門分野(内科・外科・精神科など)によっては、メンタルケアについて多少不慣れなものがあるかもしれません。そのため各医師会では定期的に産業医研修を行い、産業医としてのスキル向上を図っています。産業医紹介サービス会社も、定期的な勉強会を開催する会社があり、それぞれで医療の向上に努めていると言えるでしょう。

報酬金額

嘱託産業医の場合

● 報酬額は参考価格がほとんど
産業医の報酬額は、標準的な金額は存在しているようです。ただし都道府県や医師会による参考額としての提示はありますが、決まりではありません。社員数に応じて5~6段階に設定された金額を提示する医師会があれば、明示されていない医師会もあり、参考にしにくいところがあります。基本的には企業と産業医との交渉で決まるものです。

● 産業医紹介サービス会社なら明確
産業医紹介サービス会社を利用する際は、社員数別に金額提示されているところがほとんどです。この点ではわかりやすいと言えるでしょう。

専属産業医の場合

● 専属産業医はまったく別物
専属産業医の場合、年俸契約が主流。産業医としての実績やスキルはもちろんで、各事業場を取りまとめる統括産業医だとさらに上のスキルや経験を求められます。そのため、月単位の報酬で契約する嘱託産業医とは開きのある報酬額になることがほとんどです。

医師会と産業医紹介サービス、どう違う?

産業医は医師会と産業医紹介サービス会社の、2通りの経路で紹介してもらえます。

医師会とは?

医師会とは、日本国内の医師を統括する学術専門団体。トップは日本医師会で、47都道府県の医師会会員により構成されている団体です。開業医約84,000人、勤務医約83,000人の医師が登録・活動しています。(2015年12月1日時点)

● 医師会は独立団体である
各医師会は独立した法人組織です。医師が個人資格で加入する任意団体で、日本医師会と日本歯科医師会、日本薬剤師会があり、医師資格により加入する団体が違います。

● 医師会の事業内容
医師会の事業内容は医学教育の向上や生涯教育、医道の高揚など幅広い分野に及んでいます(疾病対策や学校保健、労災・公務災害、出版・広報などの啓もう活動、外国人医療、地域包括ケア・在宅医療など)。日本国内の医療行為について、全てを網羅しているといっても過言ではないでしょう。

● 医師会における産業医とは
医師会における産業医は、医療支援事業の一環と位置付けられている事業。産業医資格取得や更新手続き、研修会開催、最新情報・産業医コラムなどの情報発信を通じて、産業医活動を支えています。

● 産業医の数は絶対的に足りない
また東京だけでなく全国的な流れとして、ストレスチェック制度の導入により産業医の数が減っているそうです。ストレスチェックの診断やフィードバック、健康相談など産業医の業務は確実に増えました。報酬料に見合わないと判断し、産業医を廃業する医師が出ているそう。
今後産業医の絶対数は足りなくなると考えられている中、医師会は産業医の養成やレベル向上に積極的に取り組んでいます。

東京の医師会で探してくれる?

東京都内の各医師会では、産業医の紹介業務を行っています。東京には地区医師会が47団体、大学医師会は12団体、都立病院医師会がいくつかあります。1つの地区に複数の医師会がある場合もあるほど、団体数は多いと言えます。
在籍する医師が多いので、産業医を確実に紹介してくれるでしょう。医師会には管轄地区があるため、事業所の所在地で担当医師会を確認し、問合せするとスムーズです。

● 対応方法は各医師会による
各医師会によって対応方法にばらつきがあります。積極的に産業医を探してくれる医師会がある一方、紹介はするけど条件に合った産業医かどうかは、自社判断に委ねるスタンスをとる医師会もあります。医師会は管轄地区を持つので、他の地域からの申し込みには通常対応してくれません。自社の担当医師会のカラーによっては、少し苦労があるかもしれません。

違いを知って会社に適した医師を選任しましょう

● 医師会と産業医紹介サービス会社との違いは
医師会と産業医紹介サービス会社との大きな違いは、導入手続きに関することでしょう。
医師会によって違いますが、「産業医を紹介まではするけどその後の手続き等は双方で」とされるパターンが多いようです。なかにはリストだけ渡して、その中から選んで交渉するようにという医師会もあるそうです。

● 医師会からの紹介だと…
医師会から紹介された医師は、よほどのミスマッチングでない限りそのまま選任しなければなりません。ミスマッチングとは、例えば女性の多い職場に男性産業医を紹介されるといった事が挙げられます。しかし、「遠方である」「希望時間の調整がつかない」と、産業医側から断られるケースも多いそうです。産業医の実績やスキル、コミュニケーション力など、こちらの希望を通すことができないため、自社に合う産業医を探すのは時間がかかるかもしれません。

● 産業医紹介サービス会社だと…
産業医紹介サービス会社は、企業側のニーズに合う産業医を選定するだけではありません。契約に至るまでの日程調整や報酬額の確定、契約書締結、労働基準監督署への提出など、事務手続き関連を全て請け負ってくれる会社がほとんどです。また、産業医の選出についても、事業場の条件を提示した上で行うため、ミスマッチはほとんどありません。

● サービスに応じた手数料は発生する
これらの作業に対する手数料は発生するので、医師会経由と比較すると少しお高めかもしれません。経費削減と作業の軽減化のどちらを選ぶかは企業次第です。医師会と産業医紹介サービス会社の違いをよく理解した上で、どちらに依頼するかを決めると良いでしょう。